RPGのストーリーについて

 今回も趣向を変えて。


 超基本的なRPGのストーリーの流れは
特別な力を持った主人公が世界を破滅させる魔王を倒す。
まあDQ1ですな。


 で、この枠組みから外れないのがいわゆる大作RPGといわれるゲームです。
DQ,FFは言うには及ばず、私の好きなロマサガ、SO、アーク…。
というか、基本的にはこれです。世界を破滅させるボスを倒してこそのRPGです。
逆説的に主人公が世界を破滅させる存在で、敵がそれを阻止しようとするゲームもあります。
ゼルダの夢見る、ライブアライブ等。
ストーリー的にあまりないので、ストーリーで好評価を受けることが多いです。


 で、結局悲劇的な終了か否か、とかまあそんな感じです。
エンディングは多岐に及びますが、世界を救えて後味よくハッピーエンド、
世界は救えてもサッドエンド、崩壊して新生、等々。
私があまりRPGをプレーしてないからコメントに困りますね。


 この流れから外れるのがアイテムを見つけてくるだのっていうストーリー。
Wizやトルネコアトリエシリーズなんかも異なります。
トルネコ1とか普通にほのぼのしてて、
目的も純粋で素敵だったんですけど、Wizは目的を忘れます。敵が強すぎて。


 ああ、そうですねって終わりそうなんですが、
この枠組みから離れた作品ってあるのかなっていう疑問が生じました。
小説と戦闘と映像とボードゲームを組み合わせたのがいわゆるRPGだと
私は思っていますが、どこを中心にくみ上げるかで作品の性質が異なっています。
小説的な作品は?、戦闘はSOやWiz、映像はFF、ボードゲームアンサガ
小説的な作品は若干わかりませんが(幻水とか?)、ほかの作品ならある程度は。



 最近のRPGはもっと別のものを加えたり、マルチエンディングを採用したり、
とにもかくも様々な肉付けがついていますが、この流れにどう反抗するか、
というのがこれからを考えていくうえでポイントになるかな、と思っています。
何かひとつを排除している作品はありますけど、何かを徹底的に追及したゲームは
若干微妙な感じが多いですし。加えるべき骨組みにもっと別のものがあるのかもしれません。


 「世界樹の迷宮」の製作者のコメントは的を得てるな、というコメントを受けて
少し考えを馳せてみました。