新型ハード

 スペックなんかは明らかにされていたものの、
値段や発売日もそろそろ明確になってきました。


 あまり関心がないのだけれど、それでもゲーム市場という
全体を見渡したときに少し心に留まるのがハードウェア、
というやつでしょうか。
任天堂は確かに誰でも楽しめるゲームを量産しています。
誰もが認めるマリオシリーズ
泣きそうになりながらでもプレーしたくなるゼルダ
その他のDSヒット商品。DSはプレーしてませんけど。


 それらにどうやらDQも加わって、
さらにDSでの弾みも考慮して勢いづいている任天堂
一方でここ最近の不振が取りざたされるSONY。
本体もヤバめですが、そこはあまり関係ありません。
PS2ソフトの不振、BDの十字架、とにもかくも
劣勢が伝えられているPS3をこれから市場に出していきます。
キラーソフトはFF13?もう数字がわからんです。


 DSのFF3は100万本売れるとかで盛況な様子。
一方でPS2のFF12は200万本超えましたが
中古価格の下落が続いている様子。
この違いは懐古主義者がひしめいているとか、
そういったことではなく、「期待通り」という言葉に
裏付けられるのかと感じます。
過去のFFと現在のFFは見たまま違いますが、
そこから各個人が考えている印象が違います。
過去の意味ではFFは1〜6まで、
6は若干加えづらいですが、主人公不在で巨悪を追う、
という点においてやはり過去のシリーズのイメージが漂います。
何よりSFC,FCと任天堂機ですし。
そこからいい意味で期待を裏切ったFF7,
そこからFF7路線を基調とする9まで。
すいません、それ以降プレーしていませんから、
ここは9までとさせてください。


 このFF9はクリスタル復活、原点回帰と言われていますが、
蓋を開ければ余計なストーリーや無意味などんでん返しを含んだ
やはりFF7以降のシリーズには間違いありません。
私はFF9も大好きなのですけど。


 で、その路線を変えてしまった(らしい)のが
FF12ということになるでしょう。
FFはこういう路線で、と言う定義付けが
プレーヤーの中に出来てしまったのでしょう。
そこを裏切ってしまった、ここが敗因なのではないのかな、
と考えています。
当然前作品の評判でFF9もがた落ちしましたけど。
次作は新ハードのキラータイトルを含めた作品、
しかもユーザー層がネット層と被っているようなFF,
情報収集能力にプレーヤーは抜かりがありません。
それこそ、恐らく1万越えはするであろうタイトル、
さらに5万円の出費を迫られるハードウェア、
極め付けに、先行きの見えないBD。
何十苦も背負うコンシュマーは非効率な消費活動は行いません。


 過去8と12で“これまで”のユーザーを裏切ってきているFF。
当然新規も開拓したはずですが、いかんせん比較的安定的な供給を
誇っているDQと比べても冒険心が不安定にさせていることは
間違いないでしょう。
私はそもそもPS3を買うことすら未定です。
ケツイ完全移植+斑鳩の完全移植+ガルーダ2完全移植。
これだけやってくれれば即買い確定なのですが。
といっても、やっぱり完全かどうか確かめてしまいます。
むしろ3つくらいサービスしてくれないと、基板買ったほうが得です。
もしくはトライエースがSO1を神のごとくリメイクしてくれたり、
ロマサガシリーズのリメイクとか、アークのリメイクとか。


 リメイク大好き、立派な懐古主義者です。
最近のゲームにまで冒険しようというその情熱が生まれないのは
もはや既にゲーム熱から半分脱却しつつあるのかもしれません。
私がテレビゲームに期待しているのは過去の楽しさであり、
それはもう一生手に入れることが出来ない、
懐かしさを楽しむこと、それだけだからなのかもしれません。


 STGの新作はプレーしていても、やはり撃つ避ける、あればボム
という根本動作は私を裏切りません。
一方でFFのよくわからないシステム。
アビリティーとか昔覚えた単語を
使ってくれたFF9には若干感謝したものの、
ジャンクションがどうとかスフィアがどうとか、
記憶力はそこまで強くはないんです。
システムをわざわざ理解するような脳みそ持ち合わせてません。
そもそもこういうシステムは自分が強くなってる気がしないんです。


 楽なのはいいけどややこしいのは嫌い。
これが私の母がテトリスが好きな理由で
逆転裁判をプレーしない理由です。
そこまで言うのはいいすぎですが、
そもそもとっかかって新しいことを覚えて、
という独特の作業がもはや苦行になっているのかもしれません。
苦行を売りにしているSTGは別として。


 試行錯誤を繰り返して攻略する。
これがテレビゲームに必要なことだと思うのですが、
そもそものテレビゲーム中の目的とここが合致しないゲーム、
FFではお話を見たいのに、なんでわざわざ
マテリアを育てなければならないのか、
ここに行き着いてしまいます。
STGは敵を倒して、ラスボスを倒せばいいんです。
そのための動作は避ける、撃つ。記憶する気になります。


 確かに理解すれば楽しい、FEトラキア
まどろっこしいがやはり非常によく出来ている
担ぎ、捕えるコマンドなどをもはや理解することを
もう一度やる気にならないのです。


 プレーの安心感。
こんな保守主義に同調してくれる人は
どれくらいいるのだろうか、と考えてしまいます。



 ってなわけで、安心安全第一のFE聖戦後半は
意味不明なほどに死にまくりです。
ちょっと感を取りもどすためにプレーしてます。
バルムンクがまたブルームに殺されてますよ。