STG忘れて

 関係ないです、ちょっとネタに詰まっただけです。
まだちょくちょく書いてはいるんですが、
稼ぎについて煮詰まらないんです。


 そこですべてを忘れて。


 本生ロボットが欲しい。


 ではなくて、ギース、カコイイです。


 なぜ今更、SVCなんか完全に黒歴史どころか、
餓狼(きが、おおかみ、と入力してきを消して)伝説すら
もうここ10年以上プレーしていませんが。


 今回はキャラクターについてです。


 さて、キャラクターがあほみたいに人気になることは結構あります。
FFVIIのクラウド、DQVIIのゼシカ虫姫さまのレコ、
FFIIIの女道師、DQ3の女賢者、ケツイエヴァn…。


 閑話休題したくなります。でも、休題しません。
とにかくキャラクター人気が産業を支えるか、です。


 結論から申し上げますが、キャラクター先行型で
成功したビデオゲームは思い浮かびません。
前述のキャラクターはテレビゲームの内容に賛同した人が
後付で好感を占めることが多いでしょう。
DQ3の女賢者なんか言葉すら発しません。
ムーンブルクは「ああ、もとの姿にもどれるなんて」です。
一言。


 重要なのはその一言、その手を振って歩くだけの
ドット絵の変化からプレーヤーが何を想像(創造)するか、です。
逆説的にいえば想像しうるに値するキャラクター性を
そのキャラクターが持っていなければなりません。
また、その作品が。


 いわゆる、作者がキャラクターに対してそのキャラクターを売り出そう、
全面的にキャラクターの内部情報を公開して、外面だけでなく
内面からもあらわにされたら。


 愛着は湧きづらいです。作者の愛着に完全迎合する形で
そのキャラクターを愛さなければなりません。
同一ベクトル。
もはや3次元を超えたベクトルが一致する可能性は非常に少ないです。


 私が果てしなく敬愛してやまない登場人物
(ここはあえてキャラクターではなく、登場人物とさせていただきたい)、
異邦人のムルソーエヴァ加持リョウジ、そして餓狼のギース。
彼らに共通点はありません。
一人は商船会社の事務員、一人はスパイ、そして一人はマフィア。
一般人(学生、リーマン等)の類から離れている。
現実からの逸脱。
ただ単にこれが彼らの魅力となっているわけじゃないです。


 彼らはいわゆる中途半端に描かれています。
当然悪い意味ではありません。
作者の愛着(および意図)に完全に迎合することなく、
「あいまいさ」を彼らは持っています。


 何がしたかったの?行動の目的は?そもそも背景は?
基本的に語られません。
っていうか、女賢者がなんでわざわざバラモス討伐に同行してるの?
よくわからない。
確かにムルソーが処刑された意味はわかる、
スパイをやっている意義はある、
ジェフに縛られていることもわかる。


 強さ、弱さをさらけだしても、それはある程度まで。
5W1Hを問うのは作者ではない、プレーヤー、および読者。


 彼らがすることは(おそらく求められてはいない)。
脳内補完。


 強制されているわけではない。
いわばプレーヤーのプレー以外の楽しみ。
小説の読者なら当然の行為ですが、
ビデオゲームではテレビゲームの楽しさが先行してしまって
もうひとつの重要な要素、攻略以外を考えさせるという行動を
想起させるインセンティブを与えることを忘れがちです。


 今更FFVII。でもVIIIよりもいいキャラしてる。
当然です、あの曖昧意味不明ストーリーですから。
STGキャラクターの人気。エヴァンズマン、いろり。
あ、ちなみに、いろりは12歳ですからね。12歳ですよ。
私はサポート対象外。


 キャラクターが作者の意図に堕ちているわけではなく、
また、登場しないわけではない。
FFVIIのイリーナ、VPのメルティーナ、サモナイはじ石のエリエ…。


 重要なのはあいまいさ。
愛さないことはなく、愛しきることもなく。
もう少しだけそこに配慮して設定するべきですかね。


 でも、本生ロボ欲しいです。