夢日記

 すいません。なんかいつもの調子とは全く異なった
日記をお送りさせてください。
というのも、mixiじゃこんな話はかけませんし、
それでいて私個人のためにメモを取りたいので。



 気づいているとみんなでいた。
今週頭にあった飲み会のメンバーと
ほとんど、いや全く同じであった。
みんなで少しなだらかな坂道を降りていた。


 若干くらい夜道であったが、
私たちは総勢7人ほどで、心細さはあまりなかった。
友人の一人が私にビール券の要求をしていた。
彼には借りがあったから、私が持っているビール券で
その借りを返そうと考えていたのだ。
夢の中でもちゃっかりしていた。
そんな、普段どおりの会話であり、色々な人と話をしていたが、
お嬢ちゃんとは話が弾んだ。
一方で違う女性は私と話していて少し辛そうだった。


 そのなだらかな坂を下りつつ、
途中で人々は自分の家を目指して散り散りになっていった。
坂道を最後まで下ったのは私一人になった。
ただ、目指す私の家はもう目と鼻の先にあった。


 私の家は今とは違い、マンションであった。
6,7階あるつくりで、ちょうど正方形のような形をしていた。
正方形の全部の辺に住居があるような仕組みで、
正方形の中心は空洞になっており、そこに階段があった。
エレベーターは正方形の頂点の一つに2基置かれていた。
正直、こんなマンションのつくりはあまり見たことが無い。


 家に帰ると既に昼になっていた。帰り道は暗かったように思ったのだが。
そこでまったく考えられない光景であるが、
階段の所で近所のおばさんと世間話をした。
どうやら、この辺りは物騒らしい。
この間も死者が出たとかでなかったとか。
殺人犯がどうやらいるらしい。
個人的にこういう話にはあまり関心が無かったのだが、
階段から落ちていく男性のような人間の体を見てはっとした。


 ちょうど私が話をしていた場所のすぐ上から落ちてきたらしい。
普通は男性を気遣って下に降りるものだが、私は何故だか
急いで上に上ってみた。が、そこには何も無かった。


 そこで私は少し探偵気分を味わうことになった。
現場に残されたものは皆無、階段で階を昇降することは出来ても、
最上階は隣の階段へと行くことは出来なかったはずなので、
不審な人物がそこにいたはずはない。
自殺と断定した。
が、本当にこれでいいのだろうか?


 今度は落下した体を調べに下まで行った。
ぴくりとも動かなかった体はやはり遺体であるように思えた。
しかし、私にはよく確認できなかった。
先のおばさんが私に殺人犯の可能性を上から示唆して
おびえながら家へと入っていった。


 言われてくると、確かに殺人犯のような気がした。
私はもう一度階段付近を調べに行こうと階段を上っている
最中にエレベーターの方から声がした。
するとエレベーターの中から出口のガラスに
ぐったりとした様子でべったり張り付いている
女性の姿を発見した。しかも、2基同時に。


 ここまできてようやく殺人犯の可能性を体で感じた。
全て手口が違う、トリックもまったくわからない。
だが、その理由を追求している余裕は私には無かった。
ここで逃げねば、危険だ。


 そう感じた私はさっさと自宅へと戻った。
リビングでは母と妹が裁縫をしていた。一心不乱に黙々と。
私はそこでゆっくりと寝ようと思った。


 その時二人組みの男が入ってきた。
起き上がって何か言おうと思ったが、別に何も言うことは無かった。
口を付いて出てきたのは死期を悟った私が発した「タバコをくれ」。
男の一人は何か別のものを投げつけてきた。
それが当たった私はまた横に倒れてしまった。
母も妹も裁縫を続けている。


 男たちは子供が使うようなカッターナイフを取り出した。
あの円形に少しだけとがったものがついていているような、
紙を切るのにも若干不安を感じるようなものである。
そのカッターで私の体を切り刻み始めたのだ。
体は動かないが、痛みはそれほどなかった。
母と妹はまだ裁縫を続けている。
私が彼らを足蹴にした、その時、夢から醒めた。



 ってな感じのちょっとホラーチックな夢でした。
変な夢ですが。
ただ、夢日記を書くと夢をコントロールできるようになるって
どこかで聞きましたが、どうなんですかね…。
そこに一抹の望みを託しています。