テレビゲームの楽しさ

 そういえば、テレビゲームって何が楽しいんでしょう?
最近のテレビゲームには様々な仕掛けがあり、
クリア=楽しさというくくりはないと思います。


 例えばRPG。
クリア以外にも一般的なところでは特殊なダンジョン、
レベル上げ、アイテム収集といったクリアのための延長線上のものから、
まったく逆方向である低レベルアタック等の縛りプレーもあります。
さらにまったく関係のないスノボー等…。


 SLG。
 基本は低ターン数に挑むことだったり、こちらがいかに無傷で戦えるか等です。
これはクリアの延長線上のプレーです。
FEのフルパラやスパロボの最強キャラ育成なんかはやや苦しいプレーですね。


 ここまでは家庭用です。
家庭用は長時間のプレーを前提としているのでいわゆる「楽しさ」の追求は
比較的楽だと思います。付加価値にもひねりが効きます。



 アーケードではまず格ゲー。


 格ゲーもSTG同様得点稼ぎというプレーも存在しますが、
より多くの人が楽しんでいると思われるのが対人戦の上達でしょう。
このために、コンボ練習や技性能理解。
普通の簡単コンボから、難しくも大ダメージが望めるコンボ、
もはや遊びとしか思えないネタコンボ等、コンボ練習も一つの楽しみです。
また、屈中ヒット確認迅速雷神なんかの単純な人間性能を磨くこともあります。


(どうでもいい話ですが格ゲーの頭文字略称って
格闘アクションゲーム=KAG、ファイティングアクションゲーム=FAGとか
いろいろ思いつきますが、ここではKACTっていいたいです。
ってかね、格ゲーの変換ってめんどいんです)。


 STGは稼ぎ以外の楽しみがあまりないことが多いです。
ノーミスノーボムとか完璧プレーじゃないものがないです。
低得点アタックはちょっとどうしようもないところなので…。


 確かにアクションゲームもないんです。
だから2DACTは現在のメタルスラッグ6を最後に終焉といわれています。
メタスラはメタスラで楽しいんですが、
またこれはこれでSTG以上に難度が高いような気がするので。


 ここで稼ぎ以外の楽しさを見出すのもいいのではないのでしょうか。
首領蜂的コンボはいいです。あれはつらいです。
基本的に何度も練習できるようなコンボじゃないですし。
メタスラは6でマシンガンで駆け抜けるという楽しさを見出してくれたので、
これはこれで非常にいいと思っています。どうせ4面まで行けませんし。


 そもそもスクロールなのでスクロールに
沿わない行動をとるのは難しいかもしれません。
難度も練習できるものよりも、その場その場が楽しいもの。
メタスラに例をとるなら破壊の楽しさを持ってくるのがいいでしょう。
STGで自機メチャクチャ最強、ってそれは虫アレンジ…。


 敵の破壊を楽しむ際には破壊した時のエフェクトもそうですが、
敵の数を減らすというのも効果的であるように感じます。
敵の数、弾の数がやけに多すぎて倒している感覚が薄れているような気がします。
背景に目が行く暇もありませんし、敵もほとんど見えません。


 人間のSMの比率はよく知りませんが、STGは基本的にM的楽しさなんです。
その他はある程度SM混ざった楽しさがあると思います。
最強プレー、縛りプレーみたいに。
S的な楽しさも楽しませて何ぼかと思うんですけど。


注:当サイトは一応全年齢対象です。CEROにひっかからないはずです。