異邦人

 ということで、私はムルソーチックな人間ということがわかりました。
以下は小説っぽく。というか引用ばっかです。



 学業を諦めねばならなくなった時、一切の野心も無意味だということに気づいた。
そのことを彼に言ってやったが、彼はそれでは不十分だといった。
私はもっと別のことについて話したかったのだが、
しかし、彼は私に関心を抱いていなかったし、いくぶん私を憎んでさえいた。
誰一人として私を理解していなかったであろう。
彼に同情を求めたいと思ったが、それは私を理解するというよりも
いつもやるように、当たり前のように扱ってほしかっただけなのだ。


 しかし、彼は次々話題を変えていった。
それに対して私はそんなことは重要でないと言ってやりたかったが、
もはやそんなことを伝える気持ちすら失われてしまった。



 まぁ、ママンの葬式で涙を流さず、アラビア人を殺害して、
挙句の果てに斬首刑でしょう。