スパロボ

 ちょっと今回はスパロボについて書いてみます。
いわゆる『スーパーロボット対戦』です。
といっても、別に新しいものをやってるわけじゃないです。
FEプレーしながらふと考えることがあったので。


 このゲーム最大の持ち味は様々なテレビアニメに
登場するロボットがごちゃ混ぜに出てきて、
さまざまなストーリー、システム、が交錯する中で
それらにできるだけ一貫性を与えた(もしくは処理した)上で
オリジナルの作品へと仕上げる、というものです。


 たとえばガンダムを使ってマジンガーZの敵を倒したりという
作品を超えた戦闘だったり、もしもシャアとアムロがずっと
一緒に戦うなら、といういわゆる「ifの世界」も楽しめます。


 この作品のいいところであり、悪いところであるのは
各作品のストーリーをかいつまんでいくところにあります。
原作ではこれこれこういうことが起こった理由はどういうもので、とか
この概念に関して補足が必要であろう等、基本的に説明不足です。
というか、最初から最後までよくわからないことがあったりします。
いわゆる宣伝広告をかねているようなテレビゲームなので、
このあたりは図鑑でも取説でも何かで補足してほしいです。
ネットを使えっていわれればそれまでなんですが。


 そして、よく取り沙汰されるのがスパロボはSLGでない、というくだり。
いわゆるキャラゲーです。キャラクターが売り物なので当然ですが、
別にSLGから逸脱しているとは考えていません。
最近のテレビゲームのジャンル分けはよくわかりませんし。
テイルズオブファンタジア』に至っては「伝説のRPG」ですし。


 話が逸脱しましたが、要はゲームとして成り立っているかどうか、です。
昨今のテレビゲームが追及しているのは以下の5点かと思います。


1.ストーリー性
2.グラフィック、音楽
3.戦闘が楽しいか
4.攻略バランス
5.効率的か


 これはRPGやSLGといった、クリアするために膨大な時間がかかるゲームで
よく見られる傾向ですが。というか、それがないと戦闘云々の話は成立しません。


 スパロボは1に関しては苦しい面があります。
寄せ集めでストーリーをなんとかくっつけるわけですから。
例えばEvaなんかの最後のストーリーでアンチATフィールドが使われたら
誰も勝てないじゃん、とかそういうレベルの話を持ってこなければならなかったり、
ある程度取捨選択する必要が出てくるので、そうなってくると
さすがに整合性という面ではいわゆる完全オリジナル作品には劣ります。
それゆえスパロボOGシリーズはいいできだと思います。
(OG2しかプレーしていませんが)。


 2ですが、これは前期のスパロボ(『第二次スーパーロボット対戦』から
スーパーロボット対戦F 完結編』)から大きく変わって後期
スパロボαシリーズ以降)になってからは大きく様変わりしました。
というのも、あれだけグラフィックが動けば十分ではないかと。
厳密にいえば原作に忠実、とまではいかなくてもがんばってるところは
評価の対象になると思います。ある程度は脳内補完で。
しかし、前期は容量不足とはいえ、スパロボFとαは同じハードですし…。
音楽はいうまでもなく、基本的にそのままです。
声付きでも出せませんかね、つらいですかね。


 さて、3ですが、これはいいんじゃないですか、基本的に。
カットインが入ったり、キャラクターが動きまくったりと個人的には十分。
というか、あんまり下手に動きすぎて時間を取られるほうが嫌です。
戦闘スキップ機能もありますが、うまく表現する方法とかありませんかね…。
やっぱりしゃべったりするのを聴きたい、しかし時間はとられたくない
という人もいると思うので。
個人的にはスキップモードを『アーク』的にしてもらえても…。
最近のもので個別アニメーション機能が採用されているかどうかは知りませんが。


 4、攻略バランス。いわゆる難易度です。
これはシリーズによって大きく異なります。
前期のスパロボはきつめ、後期は易しめという分類で問題ないかと。
第三次(SFC)は恐らくスパロボ史上最高難度。
強キャラの出現を避ければ少しは改善すると思いますが、
強キャラっぷりを味わうのがスパロボなので…。
ドモンが弱かったらプレーしたくないです。


 5.前期のスパロボは戦闘シーンのスキップができないので、
それはもうべらぼうに時間がかかります。一マップ2時間弱とか。
FE聖戦のように10マップ程度しかなければいいのですが、
さすがにそれが70,80もあると…。


 眠くなったので続きはまた今度書きます…。